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活況のリノベーションやリフォーム業界でCADスキルが求められています!

活況のリノベーションやリフォーム業界でCADスキルが求められています!
ここがポイント!

建物の劣化した部分を改修したり性能や美観をよくする「リノベーション」や「リフォーム」という言葉は、よく見かけますよね。でも、リノベーションやリフォームは「新築」とは違う難しさがあります。それを補うためにCADが大活躍しているのです!

押さえておきたい、リノベーション、リフォームの基礎知識

いまでは、普通に使われているリノベーション、リフォームといった言葉で、まず感じるのは「このふたつは、どう違うの?」という疑問でしょう。ですが、結論からいい切ってしまうと、実は同じものです。

「同じもの」といってしまいましたが、それは立場や解釈の違いで分けられることもあります。「大規模な改修」をリノベーション、「内外装の小規模な変更」をリフォームという場合もありますし、「デザインされたリフォーム」をリノベーションといったりもします。

このように、リノベーションとリフォームの定義は、時代とともに変化していて曖昧なのが実情。たとえば「ホテルをマンションに改装すること」は、用途の変更なので正確にいうと「コンバージョン」と呼ぶべきなのですが、最近ではリノベーションに含めることも。

ですから、ここでは建物の改修をまとめて「リノベーション」と呼ぶことにします。「古い事務所ビルをリノベーションして住んでいます」といったスタイルは近年、需要も多くとても増えていて、ちょっぴりオシャレな雰囲気もありますよね。

こうしたリノベーションは基本的に、古い建物を新しく改修する場合がほとんど。そのとき必要になるのが、その建物のスペック、つまり「図面」です。ですが、リノベーションしたいときに、その建物のオリジナル図面が出てくることは少ないのです。

「青焼き図面」と呼ばれる昔の手描きの詳細な施工図が保管されている場合もありますが、年数が経っている場合、仕上げや間取りも変わっている可能性もあるため、あまりあてにならないことも多いのです。

そこで、新たにデジタルで図面を作成することになり、今では、ほとんどの場合CADで図面化されます。CADにすることで間取り変更や仕上げ、あるいは構造といった改修=リノベーションが、効率的に行えるのです。

リノベーションではCADでつくる新しい図面が重要!

リノベーション工事に入る前に、物件の情報を調べる必要があります。昔ながらにメジャー(巻尺)で計測することも多いかも知れません。ですが、いまはデジタルのメジャーがあって特に長い距離を測る場合は「レーザー距離計」などを使う場合もあります。

レーザー距離計は、プロ使用のドイツの工具ケーカー「BOSH(ボッシュ)」などが有名ですが、最近はこうした高性能のものでも1万円前後で手に入ります。特に建設系のCADオペレーターさんは知っていて損はない情報でしょう。

http://www.bosch.co.jp/jp/pt/products/model.asp?id=GLM40

そうして、リノベーションする既存の物件の寸法などの情報がCADオペレーターさんに送られてきます。それは昔の図面に手描きで寸法が書きこまれたものや、簡単なスケッチと写真とサイズのデータだけといったこともあるかもしれませんね。

こうして新しくCADで作成された図面がこのベースとなって、リノベーション設計作業が始まります。ですからCADオペレーターさんが頑張ってつくり上げた図面データが、改修やリノベーションをする建造物の基本となる、作業上とても重要なポイントとなるのです。

基本的にリノベーション設計は新築の設計と同じなので、ほとんどのCADソフトが使えます。しかし、最近はリノベーションに特化したCADソフトも登場してきました。リノベーション設計は新築より図面の修正が多い場合もあり、物件の現状調査にも時間がかかるのです。

そこで改修設計に強いCADシステムもさまざまなタイプものが登場しています。これは「ARCHITREND Zリフォームエディション」というツールで、改修向けに現況調査からプラン作成・提案、耐震診断までワンストップで対応しています。

http://archi.fukuicompu.co.jp/products/architrendzreform/

最後に

リノベーションとリフォームの違い、そして現況調査からサイズを測りなおしてCADで図面化すること、そして改修に特化したCADシステムなどについて紹介してきました。

改修=リノベーション設計は、まず、もとになる現況の「スケルトン」とも呼ばれる、仕上げも間仕切りもない「カラッポ部分」の図面情報が重要で、これをCADオペレーターさんが、正確に仕上げてくれるところから建築士やデザイナーの仕事が開始されます。

そのデータを最大限に活用して、クライアントの要望を取り入れたデザイン、部屋割りなど計画していくわけですから、最初のCADデータがもっとも大事なポイントになることはお分かりいただけたのではないでしょうか?

いま、リノベーション業界は活況を呈しています。そうした状況の中でCADオペレーターさんたちの、きめこまやかなスキルが求められているのです!

おまけ

文中で、プロユースのレーザーメジャーを紹介しましたが、簡易なデジタルメジャーとしてスマホ用の無料アプリも多数あります。なかでもiPhoneを移動させるだけで家具などの長さや角度が測れる「移動メジャー」が有名。いろんな場所のサイズを測ってCADソフトに落とし込んでインテリアをレイアウトしてみても楽しいでしょう。

移動メジャー

https://itunes.apple.com/jp/app/yi-dongmeja/id509781496?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

この記事を書いた人
CADカフェ編集部

きゃどかふぇへんしゅうぶ

CADカフェ編集部

CADを使ってお仕事をされている皆さんへ、お役立ち情報をお届けしています。株式会社アペックスが運営。

(文:喜入時生 イラスト:織田博子)

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