INTERVIEW

女性として、母として、CADオペレーターとして。
3人の女性が語り合う、 等身大の本音。

白石りえさん、下田藍さん、熊田昭子さん白石りえさん:1966年生まれ。使用ソフト:Auto CAD
子育てをしながらの事務職を経て専門学校に通い、設計の道へ。
設計事務所やゼネコンでの就業を経験。
住宅の設計やデザイン、内装検査等の業務をメインに活動。
2010年より株式会社APEXにて設計技術者・CADオペレーターとしても仕事をこなしている。
はまっているもの:マッサージ、家事、断捨離

下田藍さん:1987年生まれ。使用ソフト:Auto CAD
埼玉県上尾市在住。専門学校建築科卒業。
設計事務所で約4年勤務。
2児の母親として家庭優先にしながらも、現場でも施工図をメインに活躍。
2014年11月より株式会社APEXに登録し、
大手ゼネコンの再開発現場のCADオペレーターとして業務に従事。
はまっているもの:多肉植物

熊田昭子さん:48歳。小学4年生の母。使用ソフト:Auto CAD
専門学校建築科卒業。卒業後、バブル期の建築業界にて、
設計をメインに就業。結婚・出産を期に、退職。
スクールへ通い、10年のブランクを経て、設計へ復帰。
2014年10月より株式会社APEXに登録し
現在はデベロッパーでCADオペレーターとして活躍中。
はまっているもの:海外ミステリードラマ
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CADとの出会いも、楽しかった仕事も、ひとそれぞれ。

Q.―CADに出会ったきっかけを教えてください。

熊田さん(以下敬称略)「私は、5ヶ月前くらいにAPEXさんに登録し、今は主に区画の設計図を描いているのですが、CADオペレーターとしては初めてのお仕事なんです。元々、建築科卒で、建築業界でお仕事をしていたんですが、10年間くらいブランクがあるんです。当時はCADが出始めた頃で主流ではありませんでした。出産後、社会復帰と考えた時に、やはり建築しかないなと思ったんですよね。それしか私には出来ないかなというか・・・。それで、戻ってきた時にCADが必須だったので、スクールに入って勉強しました」

白石さん(以下敬称略)「仕事で必要だったので、独学で学びましたね。高校を卒業した後は服飾デザイナーの専門学校に進んだんですが、講師に来ていた先生の設計事務所に進みました。そこにCADがあったんです。学校ではCADの授業は全くやらなかったので、必要にせまられて自力でやって・・・という感じでした(笑)」

下田さん(以下敬称略)「私は専門学校の建築科で学びました。AutoCADも含めて、建築に関する一通りのことを学校で学んでいた感じです。建築への興味のきっかけは、元々物を作ることが大好きだったんですが、母から、女性は資格を持っていた方がいいとすすめられて。母親自身が看護士や介護士の資格を持っていて、それが良かったという実感があったみたいで。資格があれば、出産をした後なども復帰しやすい環境だから、というふうに教わっていたんですよね。物作りとも関わりがある手に職を・・・というところで、建築へと行き着いていました。確か中学3年生くらいの頃に考えていました」

Q.―家庭と仕事の両立はやはり大変ですか?

下田「はい、本当に時間がないですね(笑)。切り替えというか、仕事とプライベートは完全に分かれますね!」

白石「私も分かれますね~!自宅で仕事をしていた時期もありますが、今はそうではないことも多いですし・・・特に現場の仕事をしているとなおさら。たずさわった現場が終われば、仕事としては解散なんですよね」

下田「そうそう。そういう時、寂しさもありますけどね。1日単位で言うと、仕事をあがった途端に、第2戦がスタートしますね(笑)。子供を預かってもらっているので、とにかく早く迎えにいかなきゃ!っていう。保育料も高いですし、早朝料金・延長料金もあるし、子供を早く寝かせなきゃいけないし・・・。仕事後は、お迎え、ご飯、子供をお風呂に入れる・・・など、どうやったら時間が巻けるかを考えますね」

―一気に家庭モードに変更するんですね。しかも、かなりタイトですね。

下田「タイトです。迎えに行って帰ると18:30なので・・・出来れば20:30までに2人寝かせたいんですが、どう頑張っても21:00にはなってしまう。仕事が終わったら、即、仕事のことは忘れますね」

熊田「うちは、子供が次に小学5年生にあがるんですが、正直ほったらかしで・・・ちょっと罪悪感がありますね」

Q.―印象に残ったお仕事は?

白石「楽しかった仕事で言うと、地元の中学校時代の先輩のおうちを設計したこと。施工をしたのも同級生で。それは毎日毎日、ほんっとうに好きなように出来たので・・・いや、迷惑になったかも分からないけど(笑)。二世帯で、L字で繋がっていているようなおうちで、お風呂も2つあったんですよね。息子さん夫婦のお風呂を、黒地のタイルでチェッカーのデザインにしたり・・・廃業してしまったタイル工場からタイルをいただいたり、コンクリートの駐車場にきれいなビー玉を埋め込んだり、みんなでペンキを塗ったりして。図面も書き甲斐がありましたね。おもちゃ箱みたいな家になっちゃいましたけどね(笑)。出来ないことは出来ないと伝えなければいけない苦しさもありますが、店舗や個人宅は、施主さんと親密に関われますし、自由度が高いというか、プレゼンが通れば出来るので楽しさはありますよね」

―規模の大きな現場との違いは?

白石「大きな現場では、自分は一個の歯車的になりますよね。それは、ある種の楽さもありますが、失敗した時に掛かるお金や規模が大きく違いますし、自分は全体に関わることが出来ないという違いは大きくありますよね」

―下田さんはいかがですか?

下田「私は施工図なので、仕事は集合住宅が多いんですが・・・グループで図面を描き、それが実際に形になる、という瞬間が好きですね。印象的だったことで言うと・・・入社して初めてたずさわったのが「柏の葉キャンパス」だったのですが、学校で学んだことと実際の仕事はこんなに違うんだ!というインパクトをすごく感じましたね。学校ではデザインがベースで自分の考えが図面になるという感じなんですが、実際の集合住宅はどんな人が住んでも住みやすいという設計。そこにこんな楽しさがあるんだ!という発見がありましたね」

熊田「私は、以前のお話になってしまうんですが・・・バブルの時だったので、楽しいというよりも、とにかく納期に間に合わせ、こなすというような感覚しかなかったかもしれません。楽しいと感じる余裕がなかったというのが正直なところだったのかも・・・」

―仕事の数そのものがかなり多そうですよね。

熊田「そうですね。ただ、忙しくても、一人で残業したりっていうことはなく・・・同じ条件で、みんなが頑張っているから頑張れる、というところはありましたね。仕事としては戸建ての住宅などが中心でした」

社会人の息子さんを持つ白石さん
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女性のための制度を、自ら知ることが大事ですよね。

Q.家庭で仕事のために工夫したり、協力してもらったりは?

熊田「私は、今家族で私の実家で暮らしていて、主人はいわゆるマスオさん状態なので・・・主人が家事を手伝ったりはないですね。ただ、あまり文句なども言わないですね」

白石「私は、家族の協力はあったかもしれませんね・・・当時は当たり前だと思ってしまっていたんですが(笑)。今考えると、そうですね」

下田「うちは、結婚する時に家事を分担するという条件を決めたんです。今どき家事・育児を手伝わないなんてありえないからね、という条件で結婚したので。お風呂掃除、ゴミ出し、食器洗いなんかは、言えばやってくれたりしますね。フルで働いていることを分かってくれていて、かつ、主人もそれを望んでいるので・・・例えば食事が全部出来ていなくても文句は言わないというか、白いご飯が炊けていればそれを喜んで食べていますね(笑)」

Q.大変な中、仕事を続けたり、復帰したりする理由とは?

下田「元々、仕事が好きというか・・・家にいるとストレスがたまっちゃうんですよね。もちろん、家計のためというのもありますが、ずっと家事・育児をやるよりも、外で色々な人と出会ったり刺激を受けたいというふうに思っていますね。子供と離れる時間も欲しいと思っています」

白石「子供も飽きちゃうでしょうしね。適度に離れる時間があった方がいいって言うよね~!」

下田「そうそう。適度に離れた方が、お迎えに行った時本当に可愛く感じますね(笑)。逆にずっと一緒だとイライラしてしまう気がするんです」

白石「私は、正直言うと、家にいるのは好きで、専業主婦していたいな、なんて思うこともあります。子供がいざ手を離れるとなおさら。女性としての時間も欲しいし・・・今も、すごくネイルに行きたいもの(笑)。ただ、それまでに繋がってきたことがあるので、仕事をここでやめられない、みたいな感覚はありますよね」

熊田「うんうん。私も、状況的には、結婚後に仕事はしなくてもいいというところはあったんですが・・・せっかくスクールにも行ったし、それなら就職してみようかなというのがありましたね」

Q.APEXには、様々な女性のための制度がありますが、活用されていますか?

熊田「私は派遣の登録は初めてで、まだ数ヶ月なので、分かっていないことも多いので知っていきたいです。流れのままに仕事を始めることが出来たんですが、まずは経験をしっかりさせていただきたいなと思っています。どんな制度があるかは、お仕事選びという意味でも、知りたいですね」

―時短案件や、育休制度、ボーナス制度などもありますよね。

白石「条件を満たしていると適用してくれるんですよね。こちらが、仕組みもしっかり理解することが本当に大事ですよね」

下田「働く側としても、しっかりと要望を伝えたり、女性のためにどんな制度があるのか、自ら知ろうとするっていうのはすごく大事ですよね。例えば国の育児制度なんかも、調べてみると条件や期限がしっかりあったりするんですよね。調べないと知らないままというか・・・無知はいけないなと思いますね」

参考リンク: アペックスで働くメリット

2児の母でもある下田さん
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ネットも、ママ友との口コミも活用します。

Q.―CADの進化や真新しさなどを実感することはあるのですか?

白石「天空率が描けるようになった時は、ひっくり返るほどびっくりしましたけどね!(笑)」

下田「私は、ちょっと作業がはかどるようなコマンドが出来るようになって、ありがたいなあ、と思うことが多いですね。たしか2011年くらいから、結構進化したのかな、と思います」

白石「CADって、ちまちました進化なんですよね」

下田「そうそう、そうなんですよね!ちょっとずつちょっとずつ。気付くか気付かないかくらいの感じですよね」

白石「解説読んで初めて分かったりしますよね(笑)」

Q.―そういった情報はどこで入手するのですか?

白石「インターネットで見たり、ダウンロードしたり。自分のCADの場合は、新しくダウンロードした時に、どこが変わったか調べますよね」

下田「ネットはよく使います。職場の人と情報交換もしますね」

―仕事以外でCADの勉強の時間をとったりされるのですか?

下田「いえ、私は一切しないというか、正直なところ仕事以外では時間がなくて出来ないですね・・・。どうしても知りたいことは、電車の中などの移動時間を使って、一気にネットで検索ですね」

白石「私も、仕事後はしないですね。オン・オフを切り替えないと正直やっていられないなんてこともあります(笑)」

熊田「やっぱり家庭のことに時間を使いますね。情報は、基本的にはネットですが、SNSなども正直苦手ですし興味もなくて・・・友人との口コミが結局は一番信頼できるかなという気がします」

下田「ママ友の会話とか、やっぱり生の情報が一番ですよね」

熊田「そうそう。朝、モーニングとかで早く待ち合わせしたりとか・・・」

一同「え~!それはすごい!」

―なかなか出来ない朝活ですね。

Q.―今後の展望を教えてください。 

下田「続行中なんですが、最終的には自分で設計も施工もやった庭で、お花屋さんを開きたいんです。多肉植物が大好きで。今も植物を買うために働いていると言っても過言ではないです(笑)」

―素敵ですね。建築をやられていて、グリーンやインテリアに興味があるという方は多い気がします。以前インタビューさせていただいた方の中にも、建築家兼グリーン・アドバイザーという方がいらっしゃいました。

下田「へ~!そうなんですね。植物を育てるのって本当に楽しいんですよ」

熊田「私もサボテンって大好きなんですが・・・いつもサボテンを枯らしてしまうんです・・・」

下田「よくいるんですよそういう方~!」(一同爆笑)

―そんな熊田さんの展望を教えてください。

熊田「今はお仕事を始めたところなので、しっかりキャリアアップしていきたいです。AutoCADを勉強したので、それを仕事に活かしていきたいですね。あとは、子供に会えるのが朝と夜遅く、という感じなので、子供にかまってあげられる時間をもう少し持てたらいいなと思っています」

白石「私も、スキルアップというか、新しいことを取り入れるというか、そういうことをやってみてもいいかなと思っていますね。施工図をもっとやりたい感じ。図面の構成も変えてみたいですし。また、2年後くらいには、また自宅での作業を中心にしたいなと考えています。仕事場も自宅にそのまま残っているので、そういう仕事をしていけるように、考えていきたいですね」

小学4年生のお子さんがいる熊田さん
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通勤時間はどれくらいですか?

(1)30分未満
(2)30分~1時間・・・下田さん、熊田さん
(3)1時間~1時間半・・・白石さん

朝ごはんは何派?

(1)ごはん・・・熊田さん
(2)パン・・・白石さん
(3)ドリンク
(4)その他・・・下田さん(食べたり食べなかったり)

ランチはどうしていますか?

(1)自作のお弁当
(2)お弁当を購入
(3)ひとりで外食・・・熊田さん
(4)仕事仲間と外食・・・下田さん
(5)その他・・・白石さん(現場で支給されるお弁当など)

最近気になることは?

(1)仕事・キャリア・・・熊田さん
(2)貯蓄
(3)健康・美容・・・下田さん、白石さん
(4)趣味・習い事

主な情報源は?

(1)テレビ・新聞
(2)雑誌・広告
(3)インターネット・・・熊田さん、白石さん
(4)書籍
(5)人との会話・口コミ・・・下田さん

ズバリ、仕事は好き?嫌い?

(1)好き・・・白石さん、下田さん、熊田さん
(2)嫌い

最後にひとこと

白石「働くこと自体は好き。繋がる物がある限りやってみたいですね」
熊田「朝の時間などをうまく使って、お仕事以外にも実際に人会うという関係も大切にしたいです」
下田「学生時代のソフトボール部の経験が、何かを達成する時自信に繋がることもあります。夢のためにも頑張っていきたいです」

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INTERVIEWER'S_EYES

どんどん打ち解けていく皆さんの楽しげな雰囲気で、密度の濃いインタビューの時間となりました。時に真剣なまなざしで仕事を語り合い、時には女性の楽しみを笑顔で話し、ふと母としての悩みをこぼしたり・・・。専門的な分野で活躍するみなさんの、女性としての等身大の声をうかがえました。貴重なお話をありがとうございました。

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  • 真鍋 翼
  • 菱﨑 千加
  • 白石りえさん、下田藍さん、熊田昭子
  • 松田雅代
  • 渡邊朋子
  • 友中雄一
  • 中川理恵子
  • 佐原充
  • 北山丈博
  • 加藤義一
  • 村上由希子
  • 鈴木俊一
  • 榊征倫
  • 森口千春
  • 白石りえ
  • 加藤真啓
  • 辻幸子
  • 岩田恭子
  • 平泉 美知子
  • 馬場涼子
  • 斎藤麻未
  • 菊本則子
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