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女性がCADオペレーターに、ぴったりな3つのワケ

女性がCADオペレーターに、ぴったりな3つのワケ
ここがポイント!

女性がCADオペーレターに向いているワケには「バランス感覚のよさ」「細やかさ」そして「子育て中にも仕事ができる」といったメリットがあります。この3つの特徴を順を追って紹介しましょう。

1:女性ならではのバランス感覚が重宝される

CADのオペーレーティング作業に性別は関係ありません。スキルがあれば女性でも男性でも同じです。しかし、ある設計事務所の社員のデザイナーの方からこんな話を聞いたことがあります。

「女性のオペレーターさんは、設計者のデザイン意図や設計変更の意味をくみとってくれて『素直に』作図してくれるんですよ。ですが、男性の場合は『自分の考え』を入れてくる人が多いような気がするんです」

「男性的なオリジナルな発想は、ときにはすばらしいアイデアをもらえることもあります。でも、設計側としてはトータルに考えているのですこし困ることも……。その点、女性はプレーンな感覚で自分の役割を考えて働いていただけるので、助かることが多い気がします」とのこと。

なるほど、男性オペレーターの主張したい部分は大いにうなずけるところもありますね。ですが、特に大型案件などの場合は、総合的に仕事の役割が分担されているので女性ならではの率直な仕事への取り組み方への評価が高いようです。

2:細やかさやデータ管理などへの適応力

CADオペレーターとして、たとえば現場事務所などへ派遣された場合、図面のオペレートだけでなく、物件ごとのデータのマネジメント、書類の管理、あるいは電話対応など、オペレート業務以外のお仕事が付随する場合もあります。そうした場合、女性の方のほうがフレキシブルに対応できる、という話はよく耳にする話です。

これにはCADオペレーターをはじめる前の前職が生かせる場合が多いよう。たとえばデータ管理などは、前の職場で事務職だった人がスキルをいかして、ちゃちゃっとエクセルで資料整理や建具表などをつくったり、ワードで気の利いた文章で書類を作成できる、などいったことです。

また「テレフォンオペレーターだった女性の方の電話対応の丁寧さにおどろいた!」という話も聞いたことがあります。こうした女性ならではのきめ細やかなワークスキル、経験を生かせることも女性が重宝される理由のひとつといえるでしょう。

3:スキルがあるため子育て中も働ける

女性のCADオペレーターさんが結婚して子どもができても「ママさんオペレーター」として働けるという利点もあります。たとえば産休で空白期間ができたとしても、スキルがあるため、元の職場に復帰することができる会社もあったり、スムーズに次の仕事先に移ることができます。

また、派遣の場合、拘束時間も契約次第で融通がきく場合もあるので、小さなお子さんがいるママさんは幼稚園や保育園の送り迎えや朝夕の食事の支度もできます。お子さんとの過ごす時間が多くもてることは、ママさんにとっては、うれしい環境ですね!

派遣でスキルを上げていって独立された方もいらっしゃいます。またママさんならではの気配り、そして優しい雰囲気が職場の空気をやわらかくしてくれるので、歓迎する職場も多いよう。なによりCADオペレーターというプロフェッショナルな「手に職」を持っているといことは、子育て中の女性にとって強い武器なのです。

最後に

建設現場などで働く方々の声を参考にして「女性がCADオペーレーターに向いている理由」を3つにまとめてみました。「事務職しか経験がない」とか「テレホンオペレーターだったけど大丈夫かな」、そして「接客には自信あるんだけど」といった不安をお持ちの人は、逆にそうした経験がプラスになることもあります。女性が「テクニカルなCAD操作ができる」というスキルをもっているということは働き方はもちろん、ライフスタイルの幅もひろがっていくのです。

この記事を書いた人
CADカフェ編集部

きゃどかふぇへんしゅうぶ

CADカフェ編集部

CADを使ってお仕事をされている皆さんへ、お役立ち情報をお届けしています。株式会社アペックスが運営。

(文:喜入時生 イラスト:織田博子)

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